映画 リトル・ダンサー(Billy Elliot)


映画 リトル・ダンサー(Billy Elliot)を紹介します。

2000年に公開されたイギリス映画になります。

あれから17年たち、今年の7月に『ビリー・エリオット』というタイトルでリトル・ダンサーのミュージカルを東京のTBS赤坂ACTシアターで公演が行われるようです。10月は大阪の梅田芸術劇場で公演予定。ミュージカルの詳細情報はホームページで確認してください。

監督:スティーヴン・ダルドリー
脚本リー・ホール
編集:ジョン・ウィルソン
作曲:スティーヴン・ウォーベック
出演:ジェイミー・ベル
ジュリー・ウォルターズ
ゲアリー・ルイス
ジェイミー・ドラヴェン
ジーン・ヘイウッド
ステュアート・ウェルズ
アダム・クーパー


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映画の内容に戻りますが、1984年イギリスの北東部で、炭鉱労働者のストライキ真っ只中、11歳の少年ビリー・エリオットはクラシック・バレエに魅了された。

炭鉱労働者の父親はビリーを強い男にさせたいがため、ボクシングを習わせたが、彼は親に隠れてバレエを習い始めた。

バレエの先生はビリーの才能を知り、バレエ名門ロイヤル・バレエ学校を受験してみないかと推薦する。

しかし、田舎から出たことのない父親はそれに反対した。バレエなんて男のするものではないと思っていたのである。

だが、最終的にはビリーの情熱的なダンスを見て、息子の人生を素直に受け入れた。
ビリー演じる13歳の少年ジェイミー・ベルは2,000人を越えるオーディションの中から選ばれた。

ダンスも演技も出来て、イングランド北東部訛りのある子が選考の条件であった。彼は、見事監督の思っている通りの少年であった。まだ、子供ということもあって、ダンスの荒さが目立ったが、それは物語り上、最適(まだバレエ学校にも行ってない未開発状態だから)であり、かつ演技も子供とは思えない大人らしいものを兼ね備えていた。

予想通り、彼、そして映画は多くの国際映画祭で賞を獲得した。

今や、日本でも熊川哲也の登場でクラシック・バレエに対する人々の考え方も変わってきた。 男も踊るものだと認知された。しかし、頭の固い人は、まだバレエに対して男がするものではないと思っているだろう。

そういう人は是非この映画を観て、考えを変えてもいいのではないだろうか。

イギリス映画でヒットした『トレイン・スポッティング』、『チューブ・テイルズ』のようなドラッグ・ムービーではなく、純粋なストーリーであった。 これなら老若男女問わず観れる映画ではないだろうか。

最後のシーンでアダム・クーパーというバレエ界のトップダンサーの1人が登場するが、映画の宣伝で大きく彼を取り上げていた割には、ほんの数分程度しか出演していなかったのが心残りである。 彼を映画ではなく、生の舞台で見ろとでも、監督が我々に言っているかのようであった。

予告編はこちら

 


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