第一種換気システム「マーベックス」フィルター掃除をしてみた


こんにちは、イケサンです。

 

昨今の住宅は空気が室内と室外を循環しにくい高気密構造で、新鮮な空気が流れにくくなリました。

 

それにより、建材や調度品から発生する化学物質やダニ・カビで空気が汚染され、頭痛・めまい・倦怠感など健康影響が起きる問題が発生しました。

 

俗に言う「シックハウス症候群」です。


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2003年よりシックハウス対策として、機械で室内を換気するなどの取決めを建築基準法で定めました。

 

主に住宅では、換気方法として第一種換気か第三種換気を使用しています。

 

第一種換気は、室内の空気を機械で吸気と排気両方する仕組みです。

 

第三種換気は、排気は換気扇と同じ仕組みで排気をおこない、吸気は壁に穴を空けて自然に取込む仕組みになっています。

 

第二種換気というのもあるようで、空気を機械で室内に取込み、排気は自然排気で、主に工場など住宅でない場所で使用される場合です。

 

ヤマト住建で建てた我が家は、第一種換気を使っています。

 

 

ヤマト住建は、ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー2014と2017で大賞を受賞しており、高気密、高断熱を売りにしている会社です。

 

 

高気密、高断熱にするには第三種よりも第一種換気の方が良いので、基本標準は第一種換気が採用されています。

 

恐らく、第三種換気は自然の空気を吸気する穴が、気密性を悪くさせると思われているからかもしれません。

 

我が家が使用している第一種換気の製造メーカーは、聞いたことがない会社でマーベックスという会社の澄家DCというのになります。

会社が万が一倒産して機械故障があった場合、どうするかという問題はありますが、住むまでにその点を考慮していませんでした。

 

もう、建ててしまったので何とも言えませんが...。

 

 

掃除に関してですが、こちらのパネルに清掃と点滅したら掃除のタイミングですよとお知らせが表示されます。

 

点滅したら室内のフィルター清掃と室外のフィルター清掃をする必要があります。

 

 

清掃は日数で設定されており、掃除が終わったら日数をリセットします。

 

 

 

 

室内清掃

主に空気を排気するフィルター(青部分)を掃除機で吸って、ホコリを取除きます。

環境によりますが、3週間(21日)に1回掃除します。

 

この青のフィルターはアレルゲンを抑えるフィルターで、破れたり汚れがひどくなったら交換です。

 

20枚入りで3,240円(税込み)。アレルゲン用でなければ50枚入りで3,240円(税込み)。

 

排気口の取付け箇所は各居室クローゼット内とトイレなどに設けられます。

 

吸気口は1階の窓周りと階段前だけに設置されています。

 

掃除するために、排気用の丸部分をLOCKからOPENにひねったら取り外せます。

 

こんな感じでダクトが繋がってます。

 

フィルターは簡単に外せます。我が家は10箇所ほど排気口が付いているので、10箇所掃除する必要があるので、ちょっと面倒臭いです。

before

after

 

 

吸気口は、網の粗いフィルターのみで、ささっと掃除機で吸う感じです。あまりホコリは付きません。

 

単純に床に穴を開けて、基礎が見えている状態なだけです。


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室外清掃

外にでかい給気口が取付けられています。

およそ90日に1回程度フィルター掃除が必要になり、1年に1回フィルター自体の交換が必要です。

 

掃除前に、必ず電源をオフにしてから行ってください!

 

まずはじめに、銀色のカバーを取り外します。

 

左右に手で捻って外せるネジが付いてます。

 

カバーを外すと、白い大きなフィルターが出てきます。虫が付きやすいので、付属の網も一緒に付けています。

 

フィルターを外すと、こんな感じです。

掃除中に虫が入らないように、サランラップなどでカバーしておいた方が良いです。

 

中性洗剤をぬるま湯で溶かした中にフィルターを入れて、5分程度つけおき洗いしたら、水で洗剤が落ちるまで洗い流します。

 

フィルター自体が大きいので、大きなバケツがなければ45リットルのゴミ袋でつけおき洗いします。破れないように2重にしています。万が一、水がこぼれたら大惨事なので、外で掃除をオススメします。洗面所や風呂場でやると、排水管の詰まりの原因にもなりかねません。

 

我が家は、大きなバケツが無かったので、45リットルのゴミ袋に入れて洗いました。

 

最初、お風呂でやろうと思いましたが、汚れを流す時に風呂が汚れると思ったので、外の水栓で洗い流しました。

 

ゴミ袋の利点は、袋に入れて縛ってからジャブジャブ揺らして、洗えたことでしょう。

 

破れないか心配なのでゴミ袋は2重にすることをオススメします。

 

夏は蚊がいるので、結構掃除も大変だと思います。

 

フィルター自体は1年に1回新品に交換が必要で、1本3,240円(税込み)。PM2.5対応は4,320円(税込み)。

 

 

洗った後で、外側は大分白くなりましたが、内側の黒みは落ちませんでした。

 

 

 

 

第一種と第三種どっちがオススメ?

第一種換気にして良かったことは、ちょうど花粉が始まる前に新居に住み始め、今年の花粉は昨年の3倍位とニュースされていましたが、旧宅に比べると花粉の症状は少しマシな気はしました。

 

また、全熱交換してくれるので、冬の冷たい空気、夏の熱い空気を少し調節して取り入れるので、エアコンを付けても省エネになりそうです。

 

ただしマーベックスのQ&Aには、電気代が月700円〜1,600円程度かかると書かれていたので、年間で考えると光熱費がオトクかは分かりません。

 

また、イニシャルコスト(初期費用)と壊れた時の費用は馬鹿にならないと思います。

 

耐用年数は15年となっているので、15年後には取替える必要があるということです。

 

30年持つつもりで考えていたので、今後のコストを考えると、第三種換気でも良かったかもしれません。

 

あー、建物自体は30年耐えても機械設備は交換が必要になるから、お金を貯めておかないと、いざという時に困りそうです。

 

本体部分の掃除の記事はこちら「年に一度!第一種換気マーベックス本体部分を掃除してみた!」

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。



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